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「八雲さんは餌づけがしたい」のあらすじネタバレ感想!こんなお隣さんが欲しい

yakumosan
アパートに一人で暮らしている八雲柊子(やくも しゅうこ)は
夫を亡くしたばかりの未亡人。

そんな彼女の心の支えになっていたのは、隣に住む高校球児の大和翔平でした。

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翔平は野球の名門、桐聖学院に特待生として入学した将来有望な野球部員。

毎日、遅くまで練習に明け暮れる彼はいつもお腹をぺこぺこに減らして帰ってきます。

一方、夫を失い生きる気力を失っていた柊子は今まで楽しんでいた
料理への情熱もすっかり失い虚しい日々を送っていました。

彼女はある日、ふとした思いつきで翔平におにぎりを差し入れします。

差し出したおにぎりを玄関先であっという間にたいらげる翔平。

その食いっぷりを見て、柊子の顔は自然とほころんでいました。

「お腹空いたら、うちにご飯食べにいらっしゃい」

そして、柊子が翔平に餌づけをする日々が始まります。

翔平は野球部だけあって超がつくほどの大飯食らい。
柊子が炊飯器をフルに稼働させても、彼の胃袋を満杯にすることはできません。

柊子はなんとしても彼を満腹にさせるべく、新しい炊飯器を導入します。

味も量も格段にパワーアップしているにも関わらず、
翔平はいつも通り黙々とご飯をかきこみます。

自分の努力に気づいてもらえない柊子が落ち込んでいると、翔平は語り始めます。

翔平の家では母親が海外出張のため年中家におらず、
いつも冷たいご飯をチンして食べていたのだそうです。

「炊きたてご飯ってこんなにうまいんだって思い出しました」

翔平にしてみれば炊きたてのご飯というだけで格別においしいものだったのです。

それを聞いた柊子は翔平にもっとおいしいものを食べてもらおうと決意を新たにします。

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その後も柊子の餌づけは毎日のように続きます。

練習が夜間にまで及ぶときは弁当を渡し、
翔平がへこんでいるときには応援メッセージを書いたオムライスを作ってあげました。

ある日、翔平は練習の帰り道で柊子と出会います。

柊子の話によると花見の約束をしていた友達にドタキャンされてしまったそうです。

柊子に誘われ、突然の花見に向かうことになった翔平。

そこには満開に咲いた一本の桜の木がありました。

柊子がたっぷりと用意してきたお弁当を翔平はいつものように次々たいらげていきます。

その様子を見て微笑みながら、柊子は語りだします。

「いまのアパートに越す前は毎年ここに来てたんだよ」

その言葉に、箸が止まる翔平。

「いまのアパートは近いのに全然来なかったからねぇ」

柊子はそれだけしか言いませんでした。

その言葉から翔平は察します。

柊子は以前、夫とよくここに来ていたこと。

そして、その記憶を思い出してしまうことを恐れ、ここに来れなくなっていること。

帰り道、柊子はふと足を止めて翔平に言います。

「本当は違ったの。友達と花見に行く約束なんてしてなかったんだ」

柊子は初めから翔平を花見に誘うつもりでいたのです。

「ごめんね。興味なかったよね、花見なんて」

申し訳なさそうに謝る柊子を見て、翔平はきっぱりと言います。

「好きです。お花見」

その答えを聞いて柊子は嬉しそうに微笑みます。

優しい月明かりの中、二人は連れ添ってアパートへと帰ります。

翔平の幼馴染である西原ルイは翔平のことが大好きな女の子。

何度もアタックをかけていますが、翔平に断られてばかり。

あるとき、ルイの耳に不吉な噂が届きます。

「翔平が隣のお姉さんの家に毎晩通っているらしい」

そんな噂を聞いたらルイは黙っていられません。

真相を確かめるため、翔平の住むアパートに向かいます。

掃除中のため、分厚い眼鏡やマスクで顔を覆った柊子と遭遇するルイ。

「なんだ、オバサンじゃん!」

と、一旦は安堵したものの、念のため柊子の家にあがらせてもらうことに。

柊子はルイをもてなすためにケーキを振る舞います。

そのあまりの美味しさに感動してしまうルイ。

しかもよく見ると顔も綺麗で見れば見るほど魅力あふれる女性に見えてしまいます。

「絶対アンタなんかに負けないから!」

そう叫ぶとルイは部屋を出ていってしまいました。

しかし、鈍感な柊子はその意味を全く理解していません。

「最近の子ってわかんないわ……」

幼馴染のルイを巻き込んで、柊子と翔平を取り巻く人間関係は、
まったりのんびり進みながら、徐々に変化を見せ始めるのでした。

今後の気になる展開

定期的に夫の墓参りにいく柊子。

亡き夫への想いを抱きつつも、翔平への餌づけは変わらずおこないます。

翔平から試合を見に来て欲しいと頼まれた柊子は初の野球観戦に向かいます。
もちろん、たっぷりのお弁当を携えて。

すると、翔平以外の部員たちも群がってきて、柊子のお弁当は大人気。
柊子の餌づけが本格的に知れ渡り始めます。

いったい、柊子と翔平の関係はどのような変化を見せるのでしょうか。

昨今、いろいろなグルメ漫画や料理漫画が増えている中、
この作品はあまり料理の描写やメニューにこだわっていません。

それよりも料理を作って人に食べてもらう喜びと、
美味しい料理を味わえる幸せに注力した漫画です。

柊子は夫を亡くした未亡人ですが暗い影を感じさせず、
翔平との心温まるやり取りが中心に描かれています。

そのため、毎日料理を振る舞う柊子の母性あふれる優しさに、
読んでるこちらまで心温まる作品です。

また柊子が醸し出す大人の魅力も注目すべき点の一つです。

色っぽさとかわいさを兼ね備えた柊子の姿を、
表紙でひと目見て購入を決断した人も多くいるのではないでしょうか。

年上のお姉さんが好きな方は絶対読まなきゃ損と言い切れる漫画ですね(笑)

もちろん、そうでなくてもハートフルな作品ですから、
癒やしを求める方はぜひとも読んでみてください!

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