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「町でうわさの天狗の子」のあらすじネタバレ!無料試し読み情報も

tengunoko
周囲を山と畑に囲まれた田舎町の緑峰町。

緑峰山の中にひっそりとたたずむ康徳神社には何百年も生きている天狗がいます。

刑部秋姫(おさかべ あきひめ)はその天狗と人間の母親の間に
生まれた天狗の子として町内でも有名です。

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ハーフではあるものの天狗の血を受け継いでいるため、
人より腕力も強く、町で困っている人を助けて感謝されることもしばしば。

でも、中学生である彼女には年頃の女の子らしい悩みも……。
それは同級生の神谷武に対する秘めた恋心。

しかし、秋姫は自分が天狗の子であることにコンプレックスを抱き、
なかなか彼にアプローチできません。

そんな秋姫を完全な天狗とするために彼女に修行を強いてくる幼馴染の榎本瞬。

彼は康徳神社で天狗となるための修行をしている男の子で、
天狗の子なのに人間のように生活する秋姫をじれったく思っています。

高校受験を控えた秋姫は武と同じ高校に行くことを決めます。

天狗の子である自分にも分け隔てなく接してくれる武の優しさに触れ、
彼への思いが一層強くなったからです。

そして、入試当日、秋姫は武や友達といっしょに受験へ向かい、見事に合格しました。

高校では他の町の生徒もいるため、天狗の子である秋姫への奇異な視線は一層強まります。

些細な人との関わりですぐに傷ついてしまう秋姫でしたが、
ある日の放課後、武と教室で二人きりになり、そこから考えが一変します。

武は相変わらず、天狗の子だからといって秋姫を特別視したりはしません。

秋姫は思わず聞いてしまいます。

「タケル君は私が天狗になっても仲良くしてくれる?」

武はあっけらかんとした調子で答えます。

「将来天狗になるの? もったいない、かわいいのに」

その一言で秋姫の恋心は爆発寸前!

月末に控える宿泊研修に向けて気持ちも一気に高まりました。

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そして、迎える2泊3日の宿泊研修。

なんとその場所は天狗であるお父さんがいる緑峰山のふもと。

瞬や父親の監視の目を気にしながらも、秋姫は楽しい思い出を作ろうと頑張ります。

宿泊研修を通じて、新しい友達を作ろうと奮闘する秋姫。
でも、そう簡単にうまくいくはずもなく……。

武と仲良くしていることで女子から嫉妬されていることもあり、
なかなかみんなに受け入れてもらえません。

中学からの親友である松中緑は非常にドライな女の子で、
友達を作ろうと必死な秋姫を見ても手助けしようとはしません。

「あたし、別に学校行事楽しいとか思ったことないし」

秋姫が「明日はきっと楽しくなるよね」と問いかけても、
冷めた口調でこう返されてしまいます。

すると、二日目のオリエンテーリングの最中、
山の中で緑が遭難してしまうという事態に。

みんなで手分けして探しても見つからず、焦りを感じた秋姫は、
助けを借りるため康徳神社に向かって駆け出します。

秋姫は神社にいた瞬とそのお供たちの力を借りて、
足を滑らせて崖下に転落していた緑を発見します。

自ら崖下に降りて緑を引き上げる秋姫。
崖上で様子を見ていた瞬は秋姫に向かって文句を言います。

「お前がちゃんと修行して天狗になれば簡単に見つけられてたのにな」

「私が天狗でミドリちゃんが仲良くしてくれなかったらどうするの……」

誰に言うでもなく呟いた秋姫の言葉に、緑ははっきりと答えます。

「私と姫ちゃんならそんなの関係なくどこで会っても仲良くなれるよ」

緑の真っ直ぐな言葉に秋姫は緑との友情を再確認し、
自分が天狗の子であることと更に向き合えるようになりました。

宿泊研修を終えると、武との仲に進展が!

「彼女が欲しい」という武の発言を聞いて、秋姫はとうとう告白を決意します。

成功を確信していた秋姫でしたが、返事は「考えさせて欲しい」という予想外の内容。

へこみながらも、秋姫は武からの返事を待ちます。

その一方で、瞬は学校内に存在する妖の気配を嗅ぎつけます。

秋姫を引き連れ、なにやら妙な話をしている妖たちの元へ乗り込む瞬。

その話の中には「武をなんとかして手に入れたい」という物騒な内容が。

武の身に危険が及ぶと知って黙っていられない秋姫。

妖たちとの問答の最中、彼女の携帯が着信を告げます。

そこに表示されていたのは武からのメール。

「OKです。つきあおう」

あっさりとした承諾の返事を見て、秋姫は呆けた顔で呟きます。

「タケルくん、あたしのものになっちゃった……」

今後の気になる展開

憧れの武と付き合うことになった秋姫。

しかし、その恋路は簡単なものではなく……。

武との交際を知って、瞬や父親の監視の目は一層強まり、
デートの予定を狂わされてしまったりトラブル続き。

ちょっとしたすれ違いの中でも、秋姫は武との距離を徐々に縮めていきますが、
その恋の行方には思わぬ結末も……。

その一方で幼馴染の瞬との関係性にも変化が起こります。

天狗の子である秋姫は一体なにを想い、なにを考え、どのような選択をするのでしょう。

2013年に完結した「町でうわさの天狗の子」

小学館漫画賞少女向け部門など数々の賞を受賞した本作の魅力は、
なにげないシーンに秘められた繊細な心理描写です。

天狗の子である葛藤と異性への恋心、さらに幼馴染や親友との間で育まれる絆、
どれかひとつが突出して描かれているわけではなく、
全てがまぜこぜになった思春期ならではの複雑な心理を巧みに表現しています。

微妙な表情の変化や言葉の使い方がとてもうまい作品で、
細かいところまで読み込んでも楽しめる味わい深い漫画です。

天狗が登場する世界なのでそのお供として狐や猿も登場するのですが、
人間の言葉を操る彼らもどこか憎めないかわいらしさを持っています。

少女漫画らしいタッチですし、女性にオススメできる作品ですね。

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