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映画「空飛ぶタイヤ」のあらすじネタバレ評価

原作は、累計180万部を達成した池井戸潤による大ベストセラー『空飛ぶタイヤ』です。

意外にも池井戸潤作品の映画化は本作がはじめてとなります。

映画『空飛ぶタイヤ』では、池井戸潤の描いた世界観が見事に実写化されており、池井戸ファンはもちろんのこと、池井戸作品を読んだことがない人でも楽しめる映画となっています。

そんな記念すべき池井戸作品初映画の主演をつとめたのは、TOKIOの長瀬智也さんです。


長瀬さんが演じるのは、赤松運送という小さな会社の二代目社長・赤松徳郎。

従業員思いで人がいい性格ですが、ある日突然起きた自社トラックの脱輪事故により、窮地に立たされることとなります。

そして、長瀬さん演じる赤松社長と対立関係にあるホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太を、今大活躍中のディーン・フジオカさんが演じます。

他にも、ホープ銀行の営業部社員を高橋一生さん、沢田の同僚をムロツヨシさんや中村蒼さん、赤松の妻を深田恭子さんなど、脇を固める俳優陣も豪華な顔ぶれとなっています。

監督は『超高速!参勤交代』や『鴨川ホルモー』で知られる本木克英。

脚本は『永遠の0』『予告犯』などの林民夫が担当しています。

また、主題歌はサザンオールスターズの『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』です。

歌詞も映画の内容と合っており、とてもいい曲でした。

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空飛ぶタイヤのあらすじ

それではここから映画『空飛ぶタイヤ』のあらすじをご紹介していきます。

父親の後を継ぎ、赤松運送を経営している赤松徳郎(長瀬智也)は、ある日突然自社のトラックが脱輪事故を起こしたことを知らされます。

その事故では、一人の女性が亡くなり、一緒にいた子どもはなんとか一命を取りとめました。

警察は事故の原因を赤松運送の社員の整備不十分のせいだと決めつけます。

一時は従業員に強く当たった赤松ですが、すぐに社員のミスではないことが明らかになりました。

そしてこの事件の原因が、車両の構造自体にあるのではないかということに気付きます。

この事故で会社の信用は地に落ち、倒産寸前の状態となります。

それでも自社の無実を信じる赤松社長は、事故の本当の原因を究明するため独自調査に踏み切ります。

この独自調査では、トラックの販売元である巨大企業・ホープ自動車を相手にすることとなりました。

大企業を相手取り調査は難航しますが、次第に過去にもホープ自動車による同様の事故があったことが明らかになります。

同じようにホープ自動車に苦しめられた人たちの協力もあり、だんだんと証拠も集まってきます。

一方で、最初は赤松社長に一切取り合わなかった、ホープ自動車販売部カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、社内で怪しい動きがあることに気付きます。

そして沢田は、ホープ自動車が「リコール隠し」(自社製品に重大な欠陥があると知りつつ対処しないこと)を行っていることを突き止めます。

沢田はその事実を内部告発しますが、その訴えははねのけられました。

それでも沢田はあきらめずに、同志たちとともに別のやり方を探します。

そんな沢田に対して、大企業ならではの圧力が上から加えられます。

沢田は上からの圧力に屈してしまうのか、それとも己の道を信じて戦いつづけるのでしょうか。

その頃、事件の真相解明に着々と近づいているように見えた赤松社長もまた、資金繰りの問題や信用の墜落、警察からの疑いの目などの問題に直面します。

社員とその家族、そして会社を守るために奔走する赤松社長の思いは報われるのでしょうか。

そして、この事件の真実は世間に知られることとなるのでしょうか。

気になる事件の結末は、ぜひご自身で確かめてみてくださいね。

感想

見終わっての感想は「見てよかった!」の一言につきます。

ストーリーの面白さはもちろんのこと、登場人物一人ひとりの葛藤が複雑に描かれており、「人には人の正義があって、人には人の葛藤がある」ということを強く感じました。

俳優さんたちの演技もすばらしく、一瞬たりとも画面から目をそらすことができませんでした。

次から次へと起こる問題の山、きれいごとばかりではない現実、組織が抱える闇・・・

一つの映画にこれでもかというほどの要素が詰め込まれていましたが、そのどれもがていねいに描かれており、その繊細さには感動すら覚えました。

社会で日々理不尽さに耐えながら働いている人は、きっとこの映画の登場人物たちに共感できることと思います。

まだまだ魅力は語りつくせませんが、とにかく実際に映画『空飛ぶタイヤ』を見てもらえれば、この興奮が理解してもらえると思います。

ぜひ映画『空飛ぶタイヤ』を見てみてくださいね。