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【アニメ映画】新海誠作品のおすすめランキング歴代一覧&レビュー

「ハウルの動く城」を抑えて某映画賞を受賞したことで世間的に
大きな注目を浴びポスト宮崎駿の呼び声も高い新海誠監督。

米Variety誌の栄えある賞に日本人として初めて選出されたことでも
メディアを賑わせている同監督ですが、2016年夏には3年ぶりとなる
新作『君の名は。』の公開が控えています。

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「まだ会ったことのない君を、探している」

というキャッチコピーで夏休み終盤(8月26日公開)の大イベントとして
今か今かと楽しみにしているファンも多いと思うのですが、

今回はこれまでに公開された作品を個人的なおすすめ順に
ランキング形式でご紹介していきたいと思います。

新作も鑑賞し終わりましたら追加予定なのですが、
過去最高傑作になることを期待したいものです。

それではどうぞ。

新海誠作品のおすすめランキング

第6位  彼女と彼女の猫

新海誠監督の原点とも呼べる自主制作アニメ。

5分にも満たないモノクロの作品なのですが、女性が言葉を発する
ことはなく猫の視点・言葉で物語が進んでいくのが斬新です。

土砂降りの雨の日に拾われた猫とその猫を拾った女性。

もし猫が喋ることができたのならこんな感じなのかなと思わず
クスッと微笑ましくなってしまう猫好きにおすすめな作品です。

短い時間ながら季節の移ろいと女性の身の回りの変化が
巧みに描かれており静かで優しい気持ちにさせられます。

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第5位  星を追う子ども

新海誠監督作品の中でも一際異色を放つのが本作『星を追う子ども』で
ジブリの世界観を彷彿とさせられる方が多いと思います。

とりわけ「天空の城ラピュタ」をオマージュしているような
箇所がいくつか見られ、ヒロインの明日菜はシータを鉱石の
クラヴィスは飛行石を新任の森崎はムスカを連想させます。

物語は1970年代の平穏な田舎町から地下世界のアガルタへと
舞台を移し死者を復活させるための旅が描かれています。

地下世界と耳にするとどことなく暗くて湿っぽいおぞましい場所を
想像してしまうのですが、地上と大差ない大自然が広がっており、

空に浮かぶ船やイゾクと呼ばれる化物が登場することで
ようやく異世界であるという実感が湧いてきます。

メインテーマはおそらく「生と死」だと思うのですが、
鑑賞者が何を見出すかによっても評価の異なる難しめの作品。

第4位  ほしのこえ

2002年に公開された本作の舞台設定は近未来の2040年代。

国連宇宙軍のロボットパイロットとして遥か彼方の宇宙へと
旅立つことになった少女・美加子と地球に取り残される同級生の
昇との携帯メールによる切ないやり取りが描かれています。

二人の距離が離れるほどメールを受信する間隔が遅くなり、
美加子がシリウス星系から送ったメールは8年後に届きます。

映画から離れて現実の世界に目を向けてみると今や小学生でも
スマホを買ってもらい使いこなしている時代ですが、本作を観ていると
携帯のなかった不自由なんだけれど古き良き時代を思い出します。

お世辞にも綺麗とはいえない字で一生懸命書いた手紙…

待ち合わせの時刻が近づくにつれ高まる緊張感…

相手の親が電話に出た時の焦り…

8年という月日からすると携帯なんてあってないようなものですからね。

若い男女にとって8年という期間はそれこそ永遠にも感じられる月日であり、
誰とでもネットを介して容易に繋がれる現代からすると気が狂いそうな時間です。

でもこんなことを考える人もそのうち、おじさんおばさんだらけになってしまって
デジタルネイブの子達からするとクエッションマークなのでしょうね。

本来であれば男が戦いの地に趣き、女が帰りを待つという
一般的な展開とは正反対なところが目新しさを引く作品でもあります。

第3位  雲のむこう、約束の場所

真っ白な雲の向こう側に天を貫くようにそびえ立つ「ユニオンの塔」

日本が南北に分断された世界を描いた作品で北海道は
ユニオンという仮想国の下、蝦夷(えぞ)と呼ばれています。

そんなもう一つの戦後を生きる中学生の浩紀と拓也は共に恋心を寄せる
同級生の佐由理に対し自作の飛行機で塔まで行く約束を交わします。

しかし澄み渡る青い空の夏の日に交わされたこの約束は、
佐由理が姿を消したことで叶わぬまま三年の月日が流れます。

佐由理が姿を消したのは眠り続ける病を患って入院したためで、
塔から流れ込む並行世界の情報が直接的な原因です。

そして次第に塔の謎が明らかになっていき佐由理が目覚めると
この世界が平行世界に飲み込まれるという物騒な展開になります。

この辺は物理学に詳しくないのですぐに飲み込めない部分ではあったのですが、
当初想像していたより遥かにスケールの大きな話で手に汗を握ります。

物語はこの後、ユニオンとアメリカが開戦することになるのですが、
かつての約束を果たすべく佐由理を病室から連れ出し、両国の戦闘を
かいくぐりながら塔に向かって飛び行くシーンは涙なしでは観れません。

第2位  言の葉の庭

梅雨の時期の新宿御苑(庭園)が舞台となっており、
その映像美は目を見張るものがあります。

複雑な家庭環境にある15歳の主人公タカオと一回り歳の離れた
ミステリアスな女性ユキノのやり取りを描いた作品で、
二人は雨の日の午前だけ庭園のベンチで顔を合わせます。

職場でのトラブルでなかなか出社がままならないユキノに靴職人を夢見る
タカオが靴をプレゼントしようとデッサンを描いたり足のサイズを測る
シーンがあるのですが、下手なラブシーンよりドキドキさせられます。

梅雨が明けてしまい学校をサボる口実がなくなってしまったタカオが
雨が降るのを願う気持ちはユキノへの切ない恋心を表現しており、
観ていてこちらまで心がキューっとなってしまいます。

二人が初めて出会った日にユキノは、

「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」

という短歌を口ずさむのですが、後日この真意が明らかになり
庭園で再会した二人が突然の土砂降りでずぶ濡れになった後、
お互いの本音をぶつけ合うシーンは何度観ても心が揺さぶられます。

二人が再び出会う続編を期待したくなる作品。

第1位  秒速5センチメートル

『秒速5センチメートル』の題意は桜の落ちるスピード。

物知りな明里が桜の樹の下で口ずさむこのフレーズで始まる物語は
主人公の遠野貴樹と篠原明里の小学時代から大人になるまでを
描いた短編3話の連続作品となっています。

転校の多い家柄同士で自然と親しくなった貴樹と明里は
明里の引っ越しで再び離れ離れになってしまいます。

幼い二人にとっては東京と栃木という距離も大きな壁であり、
遠い昔に似たような経験をした者としては
この段階で少し胸が締め付けられます。

月日は流れ一年ぶりに再会することになった二人。

しかし雪の影響で貴樹の乗った電車はストップしてしまい
約束の時間を大幅に過ぎ去ってしまいます。

寒空の下で待ちぼうけをくらわせるくらいならお願いだから帰っていてほしい、
そんな貴樹の想いとは裏腹に健気に待ち続ける明里。

やっとのことで再会した二人はその日、冬空の桜の樹の下で口づけを交わします。

その後、物語は鹿児島に転向した貴樹の高校編が描かれ
最後に社会人になった貴樹と明里の現在の模様が描かれます。

明里の薬指には結婚指輪が光輝き翌月には式を迎えようと
しているのですが、その相手は貴樹ではありません。

これはなにも貴樹と明里に限ったことではなく多くの人が
両思いになった後、別れの道へと進むわけですが、小学・中学時代の
二人のエピソードが駆け巡り切ない気持ちでいっぱいになります。

山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」が
流れ始めた頃には涙が止めどなく溢れてくるはず。

編集後記

Huluの2週間お試し期間を利用すれば、今回ご紹介した
6作品の内4作品を無料で視聴することができます。

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