映画・漫画のある生活ムビコミ

映画の感想や漫画の考察を書いています。

これで燃えなきゃ男じゃない!?漫画サンクチュアリが血沸き肉踊る

連載開始が1990年と随分昔の漫画になるのですが、
今も知る人ぞ知る不朽の名作となっているのが
漫画「サンクチュアリ」

sanctuary“自由人”を標榜して作家として有名な高橋歩さんなんかは
この本に感化されてサンクチュアリ出版という出版会社を
起ち上げたというエピソードもあったりします。

わたしがこの本を最初に読んだのは
高校生の時だったでしょうか…

単行本で全12巻だったと記憶しているのですが、
それはもう無我夢中で最後まで読んだのを覚えています。

当時、通っていた学校に言い知れぬ閉塞感を感じていた
わたしは同漫画の登場人物である北条彰と浅見千秋が
命懸けでこの日本を変えようとする姿に文字通り
血沸き肉踊りました…

本日はそんな当時の思い出を紡ぎながら
サンクチュアリの感想を綴りたいと思います。

あらすじにとどまらずネタバレもおおいに登場しますから
ネタバレを避けたい方はここまでのお付き合いです。

サンクチュアリのあらすじ・感想

独裁政権下のカンボジアで壮絶な少年時代を
過ごした北条彰と浅見千秋は魚のような眼をして
明日に希望を抱けない日本の現状を目の当たりにし
ショックを受けていた…

そして二人は力を合わせてこの国を
変えることを決意する。

その方法は至ってシンプル

二人が裏の世界・表の世界でトップに立つことで
それを実現させるというもの。

そして裏と表のどちらかを決めるのはじゃんけん

sanctuary2

二人とも東大への合格が確実といわれる中、
じゃんけんの結果で北条はあっさり高校を中退してしまう…

その足で渡海興業の門を叩き裏の世界に身を置いた
北条は瞬く間のうちにゴボウ抜きで出世を果たしていった

浅見は東大に無事に進学し政治研究会を設立、
将来ブレーンとなる官僚候補との人脈作りに励む

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そして卒業後は大物政治家の秘書として活動する。

着々と将来への計画の地盤固めをしてきた二人は
本格的に揺さぶりをかけ始める。

北条は北条会を含めたグループをまとめ上げる相楽連合の
初代総長に、浅見は自分が秘書を務める政治家の佐倉に
対してとって変わることに成功

さらに計画を推し進めるも目の前にはさらに強大な
敵が立ちはだかる事に…

といったストーリーになっています。

北条をしょっ引く為に赴任してきた女副署長の
石原杏子や曲者揃いの新人国会議員達…

華僑の大富豪やアメリカ大統領といった海外の
大物有力者も登場し二人の野心(物語)を
より一層面白い展開へと導きます。

そんな漫画サンクチュアリですが、名言メーカーと
いえる程各巻で名言が飛び出します。

「一度権力の軍門に下った人間は、そこで自分の強さと意志を失う…
たとえ20年かかっても自分たちの意志で生き…築き上げる…それが聖域だ!!」

「先は見ねェが…上は見てますよ!」

「男が背負った重さってのは、そいつがそのままその男の重さになる…」

「老いは本能的に守りに向かう。そして守りは必ずや破綻を生む。
守りに入った人間に脅威はない。」

「夢に殉じなければ、巨大な権力には立ち向かえない!」

どうでしょう?

これらのフレーズを見聞きして何かハートが
グッと熱くなるのを感じないでしょうか。

sanctuary3

いずれもくさいセリフと言ってしまえばそれまでですし、
こんなセリフで熱くなるなんて青いと言われればそれまで。

ただ何の変化も無い毎日に静かに絶望しながら
生きていくくらいなら一生青くさく生きていきたい…

そう心底感じさせてくれた名作であります。

現在、何かしら閉塞感を感じている、
腹の底から湧いてくるような気合いが欲しい…

そんな方は漫画サンクチュアリを是非、
手に取ってみてください。

きっと血沸き肉踊ること間違いなしですよ。

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