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「こいいじ」のあらすじネタバレ感想!究極の片思いの行方が気になる…

koiiji
実家の銭湯で働く大原忠実(おおはら まめ)は
三十路を過ぎているにも関わらず、未だ結婚できていません。

その原因は5歳年上の幼馴染・赤井聡太への小学生の頃から続く片思いでした。

小さな頃から何度も聡太に告白している忠実でしたが、
聡太にはいつもかわされてしまいます。

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そして成人式の日、三度目の告白に踏み切るもそこで聞かされたのは残酷な答え。

「オレ、結婚することにした」

それから10年が経っても忠実は未だに聡太を想い続けていました。

聡太の妻である春が亡くなってもその恋は依然として片思いのままで、
周囲が次々結婚していく中、忠実はこの気持ちをどうすべきか悩んでいました。

春の一周忌を迎えた頃、忠実の姉であり、聡太の初恋の人でもある
大原由芽(おおはら ゆめ)が外国から帰ってくる知らせが入ります。

忠実も当然、聡太が昔、由芽を好きだったことを知っています。

(よりによって、なんでこのタイミングよ)

姉のことは好きでしたが、聡太のことを考えると素直に喜ぶことができません。

久しぶりに由芽と対面する忠実。

数年ぶりに見た姉の姿は相変わらず美しく、忠実も見とれてしまうほどです。

しかし、やはり聡太に姉が帰ってきたことを伝えることはできません。
聡太を姉に取られることが心配でならなかったのです。

聡太の家の前で姉の帰還を報告すべきか悶々と考え込む忠実。

そこへ聡太が現れ「これから銭湯に行く」と行ってその場を去ります。

それを聞いて、忠実は慌てて銭湯に戻ります。

番台には姉の由芽が立っているからです。

ですが、戻ったところで忠実にできることはありません。

程なくして、やってきた聡太と由芽が再会を果たします。

由芽を見て、持っていた洗面器を取り落とすほど動揺する聡太。

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聡太がいまでも由芽のことを大切に想っていることに気づき、
忠実はひどく落ち込みます。

その夜、忠実は由芽の寝室に向かいます。

ベッドの中で幼い姉妹のように会話をする二人。

由芽から外国で死にかけたという話を聞かされて、忠実は突然不安にかられます。

これまで、忠実は由芽に聡太がとられてしまうことばかり心配していました。

大好きな由芽が突然いなくなることなど想像もしていなかったのです。

「ゆめちゃん、長生きしてね」

由芽が大好きなお姉ちゃんであることを再確認し、忠実は言います。

由芽は優しく頷いたあと、ふと悲しげな顔をして続けます。

「春は……無念だったろうな」

聡太の妻である春は由芽の友人でもありました。

一周忌で初めて春の死を悼むことができた由芽は彼女の死を想い、涙を流します。

忠実はそんな由芽に寄り添い、優しく慰めました。

翌朝、忠実が家の前を掃除していると聡太が現れます。

「忠実ってさ、ホントに他に好きな男いないの?」

いきなりの問いかけに戸惑う忠実。

なんでも聡太の弟である赤井瞬が今度結婚することを聞いて、
忠実の結婚についても心配になったようです。

忠実はここぞとばかりに問いかけます。

「そんなに脈なしなの!?ゼロパーセント確実なの!?」

忠実の怒涛の告白にたじろぐ聡太。

しかし、その歳の差から忠実のおむつを替えたこともある聡太にとって、
忠実は妹であり、娘でもある存在なのです。

「恨むなら環境を恨め」

あっけらかんと言う聡太に忠実は傷つくものの、
それでも自分を心配してくれた優しさを感じ、忠実は聡太への気持ちをさらに強めます。

その一方で、聡太の弟である瞬は、
兄が昔、由芽と恋人関係にあったことを知りつつも忠実に伝えません。

忠実は聡太が姉を好きだったことは気づいていましたが、
そこまでの関係になっていたとはまったく知らなかったのです。

大学生の頃、聡太は由芽と付き合っていました。

しかし、由芽が外国に行くことをきっかけにその気持ちを諦めたのです。

そして、その後出会った春と付き合い始め、由芽への気持ちを心の奥に封印しました。

そんなことは露知らず、今日も忠実は聡太のことを想い続けます。

こいいじの今後の気になる展開

健気な片思いを続ける忠実は諦めずに再度、聡太にアタックをします。

しかし、それでもいつものように断られてしまう忠実。

忠実は今度こそ諦めようと一人暮らしを始め、新しい恋を探し始めます。

それとなくいい感じな男性を見つけるものの、
やはり聡太への想いを完全に捨てきることはできません。

すると、聡太の心にも微かな戸惑いが現れはじめて……?

忠実の純粋で一途な片思いの先にはいったいどんな結末が待っているのでしょう。

「こいいじ」は「青い花」や「放浪息子」で有名な志村貴子さんの描く恋愛漫画です。

志村さんの持ち味はその独特な文体とそれによって表現される
繊細な心理描写で、漫画における純文学とでも言えるような
表現力はこの作品の中でも存分にうかがえます。

また、結婚や恋愛に敏感な30代の忠実を主人公に据え、
そこに少女らしい一途な片思いを加えることで、空想と現実の入り混じった
リアルなのに面白い恋愛が表現豊かに描かれています。

表紙や扉絵で使われる水彩画のような作画も味わい深くて見とれてしまいますね。

同年代の大人な女性はもちろん、中学生や高校生の女の子たちでも
忠実のひたむきな恋心に心打たれること間違いありません!

世の中の恋する人たちすべてに読んでもらいたい、オススメの恋愛漫画です!

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