映画・漫画のある生活ムビコミ

映画の感想や漫画の考察を書いています。

ゴールデンゴールドのあらすじネタバレ感想!不穏なホラー漫画

goldengold
瀬戸内海にひっそりと浮かぶ寧島。

本州の学校に馴染めず、この島に転校してきた中学2年生の
早坂琉花(はやさか るか)は同級生の及川に想いを寄せています。

及川は大の漫画好きで、琉花はよく及川と一緒に
島の外の本屋まで遊びに行っていました。

しかし、ある日、彼が大阪の高校を受験することを聞かされます。

スポンサードリンク

父親が大阪で働いているためというのが表向きの理由でしたが、
実際は父親の家からアニメイトが近いことに魅力を感じている及川。

彼と離れ離れになってしまうショックで、琉花は呆然とします。

なんとかして及川を引き止める方法はないか考える琉花。

ある日、海岸を探索していると奇妙な人形のようなものを見つけます。

琉花はなぜかその人形が気になり、家まで持って帰ってしまいます。

洗剤で洗っても表面は妙にヌルヌルしていて、どうもただの人形とは思えません。

琉花は、様相からそれが福の神を模した人形だと推測します。

翌日、登校がてら近所の空いている祠(ほこら)にそれを祀りにいってみると、
その人形は一瞬にして大きくなり、ぺたぺたと歩きはじめました。

不気味なものを感じた琉花はすぐさま逃げ出しますが、
福の神は物凄い速さで彼女に追いすがってきます。

結局、福の神は勢い余って海へと転落し、
琉花はそのまま放っておいて学校へと向かいます。

今朝見たことを及川に話し、放課後、二人は福の神を探しに向かいます。

しかし、どこを探してもあの不気味な福の神の姿は見当たりません。

見間違いだったのかもしれないと思い直し、琉花が家に帰ると、
そこには食卓につく福の神の姿がありました。

スポンサードリンク

琉花の住んでいる家は祖母の営んでいる旅館でもあり、
その日は島の外から来た黒蓮(くろはす)という女性作家と
お付きの編集者が宿泊しに来ていました。

黒蓮ら二人と祖母と福の神とで食卓を囲む光景を見て、
琉花は驚きのあまり言葉も出ません。

しかも、どうやら祖母には福の神が宿泊客の一人に見えているらしく、
琉花とは違って普通に受け入れています。

黒蓮たちには琉花と同様に不気味な姿に見えているらしく、
彼女らは祖母の対応に戸惑います。

翌朝、琉花は祖母に福の神が人に見えるのか、直接尋ねます。

それでもやはり、祖母には琉花の見ているものとは別の姿が見えている様子。

すると、その日から祖母のお店に大量のお客さんがやってくるようになります。

「もうさ、本当に神様かどうかは別にしてフクノカミって呼ばない?」

その様子を見た黒蓮は店の繁盛と福の神の来訪に関連性を見出します。

そして、翌日、琉花と黒蓮たちはパチンコ屋に向かい、
福の神のご利益が本当にあるのかどうかを確認しに行きます。

ですが、期待したような効果はみられず結果はふるいません。

しかし、パチンコ屋の方には溢れんばかりの客が来店しており、
やはり、福の神のご利益は本当なのだと琉花は気づきます。

それから、祖母は旅館の一室に神棚を作り、
福の神をそこに祀るようになります。

人間のように見えると言っていたのに、まるで神様のように扱って
拝み祈る様子を見て、琉花は首を傾げます。

一方、黒蓮のお付きの編集者はこの福の神の存在を
雑誌にリークすることを思いつきます。

黒蓮を島に置いて、一足先に東京へと帰る編集者。

すると東京に着いたときにはすっかり福の神の存在が記憶から消えていました。

琉花の祖母は収入が増えてすっかり羽振りも良くなり、
旅館と同時に経営している雑貨店をコンビニにすると言い出します。

さらには、近所の家を買い取り、旅館の別館にすることまで計画し始めます。

琉花はその様子を不安がりながらも、
人生への活力を取り戻した祖母を見て悪くはないなとも感じます。

そんな琉花の視線を背中で受ける祖母の顔は、
いつの間にかあの福の神のような不気味な顔へと変貌していました。

今後の気になる展開

福の神の影響でどんどん人が変わっていく祖母。

どうやら島の人間には福の神が異常な存在に見えないらしく、
島の外から来た琉花や黒蓮にしか、その異常を感知できません。

島中に広がっていく異様な雰囲気の中、
琉花はこの状況を打破することができるのでしょうか。

「ゴールデンゴールド」はモーニング・ツーで連載中の漫画です。

2016年8月のこのマンガがすごい!ランキングでは1位を獲得していて
漫画ファンから大きな注目を集めている話題作でもあります。

また作者の堀尾省太さんは、前作「刻刻」が、
2011年のマンガ大賞にもノミネートされており、
さらにはアニメ化の噂まであるという、いまノリにノッてる漫画家さんです。

本作の特徴はじわじわと広がる不穏な空気が、
肌にまとわりつくような不気味さを伴って滲み出ている空気感にあります。

琉花の及川への恋心を主軸に話が展開するかと思いきや、
福の神の登場とともに一転して、今までの日常が徐々に
色褪せていくような違和感を漂わせ始めます。

その不気味さ、恐ろしさを琉花や黒蓮らの微笑ましい様子を交えながら
ゆったりと描いていくため、にじり寄ってくる恐怖を私たちに感じさせます。

福の神とはいったいどんな存在なのか、
一度読み始めたら先が気になってしょうがなくなるはずです。

気になった方はぜひとも一度読んでみてください!

スポンサードリンク