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懲役339年のあらすじ・ネタバレ・感想!無料試し読み情報も

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舞台は、神の存在と輪廻転生が信仰されているある国。

悪逆の限りを尽くし、人の一生では到底償いきれない大罪を背負った男がいました。

その男の名はハロー・アヒンサー。

彼に課せられた懲役は339年という途方もない年数でした。

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それから20年後、ハローは獄中で息を引き取ります。
319年もの刑期を残して……。

アーロック・ベルマークは南の監獄に配属された新人看守。
その監獄は大罪人ハローを収監したことで有名な場所でした。

所長に連れられ、担当する囚人たちの紹介を受けるアーロック。

その中には大罪人ハローの生まれ変わりとされ、
赤ん坊の頃から監獄に収監されている少年ハローの姿がありました。

この国では犯罪者が懲役を残して死ぬと、すぐさまその生まれ変わりにあたる
赤ん坊を探し出し、残りの懲役を償わせるのです。

10歳になったハローは十分成長したということで労働を課せられます。

やせ細った身体で自分が罪を犯した記憶も持たないまま労働に励む
ハローを見て、アーロックは複雑な思いに駆られます。

アーロックは昔、事故で弟を亡くしてしまいました。
それを自分の責任だと考えており、いまでもその罪に苦しんでいます。

しかし、ハローは償いをしながらも、その罪を自覚していません。
アーロックのように自分を苦しめる罪の意識がまったくないのです。

そのことを想い、アーロックは言います。

「犯したその罪すら後悔できないなんて、なんて救われないんだ」

アーロックはハローに教典を渡し、罪とは何か、人間とは何かを説こうとします。
これまでそんなこと考えたこともなかったハローはうまく理解できません。

でも、アーロックと触れ合うことで、徐々にではあっても、
確実に人間らしさが芽生え始めます。

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ある日、監獄内で謎の湿疹が流行り始めます。原因はネズミからの伝染病。

心配してハローの様子を見に行ったアーロックはそこで驚くべきものを見つけます。

湿疹に苦しんで倒れるハローとその脇で繁殖するネズミの群れがそこにはいました。
ハローが餌を与えて感染源であるネズミを育てていたのです。

ハローはその後、ひ弱な身体もあってか、湿疹のため命を落とします。

ハローが何を想い、ネズミを育てていたのかはわかりません。

しかし、アーロックは自分が罪について教え込んだことで、
このような事態を引き起こすことになったと悔やみます。

その後、三代目のハローが収監され青年にまで成長する頃には、
アーロックは監獄の所長になっていました。

三代目のハローはとても真面目で、罪に向き合い償うことについて深く考えていました。

でも、それは教典や他人から聞いた話から得た知識でしかなく、
本当の罪とは何か、償いとは何か、はっきり答えが出せないことに悩んでもいました。

そんな彼にアーロックは優しく語りかけます。

「償いとは何かと問い続けることが意味への意思であり、生きる意味だと思わないか?」

アーロックの言葉を胸に刻み、ハローは残りの人生をすべて罪への償いに費やしました。

そして、さらに十余年が経ち、四代目のハローが収監されます。
四代目のハローはこれまでと違い、明るく活発な女の子でした。

神学校を卒業した後、刑務官の道を選んだシナト・ノアは彼女との交流で、
いままで心の中に秘めていたある一つの疑問についてより深く考えるようになります。

それは、輪廻転生など本当はないのではないか?という疑問。

ハローと心を通わせる内に、この子が本当に大罪を犯した人間とは思えなくなったのです。

そして、ある日、シナトはいまは亡きアーロックが残した一冊の本を見つけます。
そこに書かれていたのは国民の前世を管理する出生局の不正に関する記録でした。

シナトの疑問は確信に変わります。
そして、シナトはハローを連れて脱獄することを決意します。

ハローは前に本の中で見た麦畑を一度でいいから見てみたいと言っていました。
シナトはその願いを叶えるために、逃亡の最中、麦畑に立ち寄ります。

しかし、そこにはシナトの友人であり、いまは軍の特別部隊を指揮している
オレンジマン・トワイロードの姿がありました。

どこからか情報が漏れ、先回りされていたのです。

軍に囲まれた二人は最後に抱きしめ合い、そして銃声とともに二人の命は散りました。

オレンジマンの目的はハローを葬ることとシナトが発見した出生局の記録でした。
オレンジマンはシナトの荷物を漁ります。

しかし、そこに描かれていたのは全くのデタラメで、
シナトはあらかじめ看守仲間にその記録を託していたのです。

二人の命は散ったものの、ハローの罪は受け継がれ、
そして、この世の真理を暴く役目もまた後世へと受け継がれていきます。

懲役339年の今後の気になる展開

物語は五代目のハローへとバトンを渡し、続いていきます。

シナトの発見によって、明らかになった出生局の不正。

五代目ハローは国の陰謀によって仕立て上げられた人間だということがはっきりし、
五代目の存命中に六代目ハローが登場するなど物語は思わぬ展開に。

その裏でシナトたちを葬ったオレンジマンの暗躍も見え隠れし、
様々に絡み合う思惑が物語を動かします。

その中で刑に服するハローたちは何を考え、どのような選択をしていくのでしょう。

「懲役339年」は読者の投票によって優勝を決する
第二回裏サンデー連載トーナメントを勝ち抜いた作品です。

作者の伊勢ともかさんはこれが生まれて初めて描いた漫画というのですから、
その溢れる才能には脱帽ですね。

アメコミチックな作画と生まれ変わりで懲役を継続する不思議な世界観が
とても魅力的で読み始めてすぐに引き込まれる独特の味わいがあります。

その中で語られる生と死、罪と罰といった重いテーマは、
作品に重量感を与えるとともに、心の奥底から湧き上がる深い感動を呼び起こします。

全四巻で完結していますのですぐに最後まで読めるのも嬉しいですね。
短い話の中にたっぷりの魅力が凝縮されていますので、ぜひ読んでみてください。

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