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BLAME!のあらすじネタバレ感想!SFファン必見の映画化作品

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果てしなく広がる階層都市。

登っても登っても頂上の見えない無機質な都市の中を
霧亥(キリイ)は彷徨い続けます。

彼の目的は感染前のネット端末遺伝子を見つけ出すこと。

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その遺伝子を持つ少年を引き連れた霧亥の前に、
同じくその少年を追い求める者たちが現れます。

突然の襲撃を受け、少年と散り散りになってしまう霧亥。

襲撃者を追跡し、都市の一部を粉々に破壊してしまうほどの威力を持つ
重力子放射線射出装置を武器になんとか襲撃者を仕留めることに成功します。

霧亥の身体はどんなに激しい攻撃を受けても自己再生してしまう能力を持っています。
彼の身体には高度なサイボーグ技術が用いられているのです。

霧亥は少年を依頼主の部下である女性に預けます。
彼女は上司に連絡を取り、霧亥に次の依頼をします。

「3000階層上にシステムが生きてる居住区が見つかった。行ってきて」

霧亥は天高くどこまでも伸びる都市の内壁を見上げて答えます。

「大地ってなんだ?」

彼は地球上の大地というものを見たことがないのです。

いくら登ってもいくら降りても果ての見えないこの都市の景色しか彼は知らないのです。

依頼を受け、さらに都市を登り続ける霧亥。

その道中で監視者と呼ばれる生物と交戦し、気を失ってしまいます。

目覚めると、そこは宇宙服のようなものをまとった人間たちの住む区域でした。

休む間もなくその区域に襲撃を仕掛けてくる監視者。

住民が次々と始末される中、霧亥はその監視者を容易く排除します。

そのあまりの強さを見て、区域の住民であるヨネは
彼に監視者の巣を破壊して欲しいと頼みます。

霧亥は黙って彼女のあとをついていき、監視者の巣に重力子放射線を
撃ち込むと何も言わず、その区域を立ち去りました。

次に霧亥が出会ったのは小学生ほどの少年。

空腹で困っていた霧亥が食料を要求すると、少年は快く渡してくれます。

しかし、次の瞬間、何者かの攻撃により少年の頭が弾け飛びます。

瞬時に身を固める霧亥。

突然現れた3人の人間にたちまち拘束され、身動きが取れなくなってしまいます。

命まで取るつもりはなかったようで、3人は霧亥をその場に放置して去っていきます。

すると先ほど死んだはずの少年が現れ、あっという間にその3人を葬ってしまいます。

何も言わずに微笑むと、少年はその場を去ります。

霧亥は戸惑いつつも、命が救われたことに安堵します。

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探索を続ける霧亥の前に、今度は統治局と呼ばれる
機械の集団に襲撃された人間が現れます。

彼から細胞のサンプルを貰うことと引き換えに、
霧亥は彼を近くの集落まで護衛する約束を交わします。

道中襲い掛かってくる統治局を排除しながら、霧亥は死に物狂いで集落へと向かいます。

到着後、依頼主の男性に声をかける霧亥。

しかし、返事はなく、道中の襲撃ですでに息を引き取ったあとでした。

さらに都市を登ると霧亥の前に以前、感染前のネット端末遺伝子を
所持する少年を狙い襲撃してきたサイボーグたちが現れます。

サイボーグたちと交戦する霧亥。

死闘の末、サイボーグを仕留め損ねたもののなんとか逃げ延びます。

逃げ延びた先で出会ったのはクモイと名乗る男性。

彼は霧亥を友人であるヤキを治してくれる治療者だと勘違いしていました。

「俺は治療者じゃない」

霧亥は冷たく言い放つとその場を去ろうとしますが、クモイは引き止めます。

するとそこに都市を際限なく拡張し続ける建設者と呼ばれる機械が現れます。

怯えるクモイを前に、霧亥は持っていた信号機で容易く建設者を退けます。

驚いたクモイは他にも止めて欲しい建設者がいるのだと、霧亥に頼みます。

霧亥はその建設者もすぐに止めてみせます。喜び勇んで駆け回るクモイ。

しかし、そこに先ほど霧亥を襲ったサイボーグが現れ、クモイは始末されてしまいます。

再度の死闘、霧亥はギリギリまで追い込まれるものの
至近距離から重力子放射線を叩き込み、辛くもサイボーグを倒します。

クモイの亡骸をヤキのそばに横たわらせ、霧亥はまた終わりのない探索を続けます。

BLAME!の今後の気になる展開

世界観の詳細が明かされないまま、旅を続ける霧亥。

彼の前にネット端末遺伝子に関わる研究を行っていた女性科学者シボが現れます。

彼女の口からこの世界で起こった災厄、人間の定義など様々なことが語られます。

シボの人格はすでにデータ化されており、霧亥の前にいるシボの身体は
本来彼女のものではなく、シボの人格を入れた器に過ぎないことも明かされます。

霧亥とシボを中心に、大きな謎をはらんだ探索の旅は続きます。

「BLAME!」は以前アニメ化もされた「シドニアの騎士」の作者
弐瓶勉さん初の長編作品として有名です。

2017年にはアニメ映画化されることも決定しており、
重厚かつ濃密なSF描写は世界中のクリエイターに影響を与えました。

正直、1巻を読んだだけでは世界観の一端すら掴むことができません。

全編を通してセリフのないシーンが大半を占めていて、
私たち読者は描写される風景や表情などから情報を読み取っていくことになります。

全編に渡って霧亥と敵対者とのバトルシーンが中心に描かれており、
弐瓶さんのどこか空虚で退廃的な絵柄も相まって実にドライな漫画に仕上がっています。

登場人物がなにを考えていて、ここはどんな場所かすらわからないにも関わらず、
読者の視線を釘付けにする描写力は圧巻と言わざるを得ません。

ハードなSFが好みな方は確実に読んでおくべき作品に違いありませんね。

SFに詳しくなくても引き込まれる吸引力を持っているので、
ライトな方にもぜひ読んで欲しい作品です。

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