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映画の感想や漫画の考察を書いています。

努力は報われる!映画化ビリギャルの感想やあらすじ(ネタバレ含む)

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「マーケティングの勝利だな…」

ふらっと訪れた書店で山積みされた書籍と
大々的なPOPを目にして少し世の中を斜めに
見てしまうわたしはそう感じてしまいました。

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『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話』

ものすごく長くキャッチーな書籍タイトル
そしてキリッとした冷めた視線が印象的な
金髪の表紙の女の子

実際にこの書籍を手に取る以前に表紙の女性が
モデルの石川恋さんという女性でこの本の主人公の
女性ではないという事を知っていたというのも
冒頭の思いをより一層強くさせたのでした。

ただこの見事な販促活動を差し引いたとしても
自分自身に何か引っかかるものを感じたのも事実…

書籍の中身を読んでいなくともタイトルから
主人公の女性が想像を絶する努力をしたであろうことは
容易に想像できた為です。

そして引っかりを覚えたのは、わたし自身がどこか
煮え切らない日々を過ごしていて何に全力投球を
注げばよいのかを決めきれずクラゲのように
浮遊していた為だったのです。

違和感という表現が最もしっくりくるインスピレーションに
よって購入することとなった本書

ゴールデンウィークには飛ぶ鳥を落とす勢いの
若手女優の有村架純さんを主演に映画化が決まっています。

本文の中でも触れられていた、インプットをしたら
アウトプットもという教えに習ってあらすじを絡めて
感想を綴ってみたいと思います。

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慶應受験前から書籍化・映画化を見越していた!?

この奇跡に思えるシンデレラストーリーは主人公の
さやかさんと塾で指導にあたった著者でもある
坪田信貴さんとの出会いから始まります。

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もともと中学から大学までストレートで進学できる
お嬢様学校に通っていたさやかさんですが、
度重なる無期停学で大学進学が危ぶまれます。

そんな娘を見兼ねた母(ああちゃん)が坪田先生が
勤める塾に連れて行ったんだそうです。

ここでのさやかさんと坪田先生のやりとりが
非常に面白いんですね。

学力を確認するテストを受けたさやかさんの
解答を見た坪田先生が、

おお、これもできないのかー!

君みたいな子が慶應大学に行ったらおもしろいよね

と何だか嬉しげなんですね。

実際に書籍を読んでいただけるとお分かりになることですが、
この坪田先生かなり心理学にお詳しい方なんです。

・リフレーミング

・自己効力感

・逆カラーバス効果

・ピグマリオン効果

といった専門用語もいくつか登場するのですが、
それらの理論が血肉化しているのだなと。

人って頭ではこうした方がいい、ああした方がいいと
いうのが分かっていたとしても自然と行動に移せる
人ってそう多くないんじゃないかと思います。

さきほどの学力を測るテストの件では、
こんな簡単の問題もできないの?
ちょっとヤバいかもね…

といった生徒の意欲を削ぐ発言はしないまでも
少しは顔に出てしまったりすると思うんですよね。

本書では勿論、文字として記述されているわけなのですが
坪田先生が慶應行けたらおもしろいよね!と本音で
ニコニコ語りかけてる様子が絵として浮かんだんですね。

ですからこの先生は心理学という学問をただの
机上の空論にとどめることなく日常レベルまで
習慣化されているのだなと…
そう実感させられました。

対するさやかちゃんですが、彼女からも
学ぶべき点が非常に多いです。

というのも坪田先生とのやりとりを読んでいて
とっても素直でいい意味で乗せられやすい
タイプの女の子なんです。

厳密に言えば慶應大学という私立最難関の難易度を
詳しく知らなかったのでしょうが、坪田先生から
目標として提案されチャレンジすることを決める。

無謀といってしまえばそれまでですが、無駄に壁を高くし
チャレンジすることを断念してしまうような
予備知識であれば無い方がいいのかもしれません。

そして

慶應大学現役合格

を目標に掲げたさやかさんと坪田先生の
長いようであっという間の過酷な一年半が
始まるのです。

両親の不仲、きしんだ家庭環境

本書の中ではさやかさんを囲む家庭環境についても
詳しく取り上げられています。

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偏見といってしまえばそれまでですが、
高校時代から鮮やかな金髪色で登校したり
深夜遅くまで徘徊しているような子供の家庭は
大なり小なり闇を抱えているものです。

さやかさんの家庭も例外ではありません。

甘やかし過ぎではないかという程、目を掛ける
母に対して弟ばかりを可愛がる父

教育の価値観の違いから、さやかさんの
ご両親は衝突することが多くすれ違いが
絶えなかったのだとか…

さやかさんが一念発起して慶應を目指すと
頑張り始めたにも関わらず、当初は騙されていると
お父さんは猛反対したといいます。

そんな父とは対照的に、さやかさんの可能性を
そして坪田先生の教育方針を全力で信じきった
お母さん

受験勉強をより本格化させる為のコースに
娘を入れるべく自らの保険金を解約してまで
百数十万円を用意したエピソードには、
この母なくして合格なしと痛感

ただ冷め切って不仲であったご両親もさやかさんの
死に物狂いの努力を目の当たりにし、わだかまりは
少しずつ氷解…

関係を修復していったようで何よりです。

具体的な勉強テクニック

こちらの詳細は本書にお譲りしますが、
目標や計画の立て方は勿論のこと

さやかさんが実践した英語・日本史・小論文の
具体的な勉強方法が解説されています。

受験を控える受験生やその親御さんに
参考になるパートが用意されていますよ。

模試でE判定、やっぱり慶應は無理!?

biligal3塾での勉強、自宅での自習とそれこそ睡眠時間を削って
勉強に励んだ彼女ですが本番の受験まで残り半年という時期に
受けた模擬試験で合格判定Eという残酷な現実を突きつけられます。

E判定というのがいかに絶望的なのか、
具体的にピンと来なかったわたくしですが
本書で紹介されていた記述を読んで唖然…

E判定(偏差値30)というのは全国で下位2%らしく
70万人いる受験生の中で68万6千番目に位置するそうです。

そして安全圏であるA判定(偏差値70)を取る為には
上位2%つまり67万人以上をごぼう抜きしなきゃ
いけないんだとか…

冗談では弱音を吐いても本気で弱音を吐かなかった
さやかさんがこの時ばかりは、かなりショックを
落ち込んでいたのだとか。

そこでさやかさんに投げかけたであろう坪田先生の
言葉はわたし自身、メモに取らせて頂きました。

途中で目標を下げると、人間どんどん低いほうへ
低いほうへ流れていくものなのです。

このセリフは映画ビリギャルの予告のワンシーン
としても取り上げられていますね。

落ち込んでいても仕方がない!改めて決意を固くした
さやかさんの奮闘が始まります。

第一志望の試験当日に腹痛…合否の結果は!?

biligal4ご本人でないと決して理解できないと思いますが、
一年半という壮絶な受験勉強期間を経て挑んだ
慶應大学文学部の受験

さやかさんは試験前に飲んだコーヒーでお腹を
壊してしまい本領が発揮できません。

そして残念ながら結果は不合格に。

しかし本命ではないものの文学部より難易度が
高いと考えられていた総合政策部に見事に
合格を果たすのでした。

当時を振り返ったさやかさんの手紙が原文で
掲載されているのですが、

「何か死ぬ気で頑張る」って、人生めちゃくちゃ
変わるんだなって、体験してみて改めて思います。

という言葉はさやかさんだからこその重みを感じます。

AKBグループの総監督を務めている高橋みなみさんが、
座右の銘として努力は必ず報われると発言されています。

ソフトバンクグループの総帥として今や日本を代表する
経営者でいらっしゃる孫正義社長も、

懸命な努力をしているのに結果が出ないと嘆いてはならない。
それは単に努力が足りないだけである。

と厳しくも本質をついた発言をされています。

困難に遭遇するとどうしても楽な方に流されたり
挫折してしまうのが、世の多くだと思います。

しかし、さやかさんが定めた慶應大学現役合格のように
明確な目標を設定しそれでいて楽しさを見出しながら
努力することができれば、努力は報われるものだと
そう実感させてくれた一冊でした。

さやかさんの現在

本書の主人公でいらっしゃる、小林さやかさんは
既に慶應大学を卒業しておりブライダル関係の
お仕事に就職していらっしゃる模様

そしてご自身も晴れて大学時代から交際を続けていた
パートナーと入籍されているようです。

ご本人は自らが主人公として映画化されたビリギャルを
ご覧になってどのような心境なのでしょうか。

きっと各種メディアに取り上げられるでしょうから
さやかさんの実際の声を聞く良いチャンスかもですね!

【追記】

原作100万部突破 & 映画の大ヒットで読書感想文の
テーマにビリギャルを選ぶ方も多いようですね!

例文としてあまり参考にならないかもしれませんが、
最後までご覧いただきありがとうございます。

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映画化「君の名は。」の感想とネタバレ入れ替わりの秘密が衝撃的!

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