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恋は雨上がりのようにのあらすじネタバレ感想!透明感溢れる恋物語

ameagarinoyouni
ファミレスでアルバイトをしている女子高生の橘あきらは
店長である近藤正己(こんどう まさみ)に恋をしていました。

いつもお客さんにぺこぺこ頭を下げている冴えない仕事ぶり。

寝ぐせがついたままのボサボサ頭。

日頃のストレスからできてしまった10円ハゲ。

そんなどこにもモテる要素のない中年男性にあきらは恋をしてしまったのです。

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恋心を内に秘めつつも、あきらはそれをうまく表現することができません。

あきらは普段から寡黙で感情を露わにしないため、
正己は彼女に嫌われていると勘違いしているほどです。

ある日、あきらは同僚の西田ユイと好きな男性のタイプの話をします。

話題は自然とファミレスの男性スタッフの好き嫌いへと発展します。

あきらはどうしても気になってしまい、店長のことをどう思っているかユイに尋ねます。

「えーやだ店長なんて!だってなんかクサイんだもん!」

その場に現れた正己がたまたまその話を耳にしてしまい、場は気まずい雰囲気に包まれます。

その後、休憩でスタッフルームに向かったあきらは
椅子にかけられていた正己のワイシャツを発見します。

彼女は愛おしそうにそのワイシャツを抱きしめ、匂いを嗅ぎます。

そこにまたしてもタイミング悪く正己が現れます。

正己は状況を理解できないながら、あきらに聞きます。

「それ、クサイだろ?」

場を取り繕おうとして正己が放った冗談を、あきらは即座に否定します。

「なにが臭いとかカッコイイとかは人それぞれだと思います!」

正己はその答えがなにを意味しているのかさっぱり理解できません。

しかし、あきらは自分の気持ちを素直に伝えられて満足げな表情を浮かべていました。

あくる日、お客さんがスマホを店内に忘れて帰ってしまうという事態が起きます。

正己が慌てて追いかけますが、お客さんの背中はすでに遥か遠く。

それを見て、あきらは自分が追いかけると言い、走り出します。

あきらは元陸上部のエースでした。

ですが、練習中に大怪我をして以来、まともに走れなくなり陸上部を退部していたのです。

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足の痛みを押して、なんとかスマホを届けるあきら。

「いや、すごいね!足速いんだね!感動しちゃったよ。大したもんだ!」

大喜びで拍手をする正己を前に、あきらは足の痛みで倒れてしまいます。

正己はすぐさま車にあきらを乗せて病院へと連れて行きます。

その頼りがいのある姿にあきらの心がまたときめきます。

あきらの足はなんとか軽い炎症ですんだものの、
しばらく松葉杖での生活を余儀なくされてしまいます。

バイトには行けなくなってしまいましたが、いいこともありました。
あきらの容態を心配した正己から電話がかかってきたのです。

「何かあったら連絡してね。これ、俺のケータイ番号」

図らずも正己の携帯番号を手に入れたあきら。枕に顔を埋めながら喜びに震えます。

休日、バイトに行けず暇を持て余していたあきらは軽い散歩に出かけます。

すると、その途中で正己と出会います。

バイト中にケガをさせてしまったお詫びのために
あきらの家へ向かっている最中だったようです。

ですが、あきらの母は仕事中で家にいません。

とりあえず、二人は近場のファミレスで話をすることにしました。

バイト中とは違い素の自分を自然に表に出せるあきら。

少女らしく笑うあきらを見て、正己も自然と笑顔になります。

そして、あきらは衝動的に正己に告白をしてしまいます。

「あたし、店長のこと好きです」

しかし、正己はその告白を恋愛的なものと解釈してくれませんでした。

一世一代の告白を「ありがとう」で済まされてしまったあきらは戸惑います。

正己に告白が伝わっていないことに悩むあきら。

一度は自分が相手にされていないのかもと落ち込みますが、
気持ちを奮い立たせ、再度行動に出ます。

土砂降りの雨の中、正己はファミレスのスタッフルームから外を見ていました。

すると、傘もささずにびしょ濡れになったあきらがこちらへ歩いてくるのが見えます。

「とにかく中入りなよ。びしょ濡れじゃないの!」

扉を開き、あきらを中へと招く正己。あきらは彼の顔を見つめたまま、言います。

「あなたのことが好きです」

自分の中の真っ直ぐな気持ちを伝え、去っていくあきら。

正己は手に持ったタバコの灰が落ちるのにも気づかず、
ただ呆然と彼女の後ろ姿を見送っていました。

今後の気になる展開

あきらの言葉が本気のものだと、とうとう気づく正己。

しかし、彼はバツイチの冴えない45歳。

自身の境遇と歳の差を考えれば、あきらの恋心に応えることはできません。

それでもめげずに積極的なアプローチを続けるあきら。

そこにあきらへ思いを寄せるクラスメイトや陸上部の親友が関わってきて、
あきらの恋心は周囲まで巻き込み始めます。

あきらの心に秘められた切ない恋心は、正己の心を動かすことができるのでしょうか。

年上の男性に想いを寄せる少女というモチーフは珍しくありませんが、
この作品の淡く儚い作画があきらの切ない恋心を痛いほど伝えてくれます。

普段は無愛想なあきらが正己を前にすると恋した乙女になってしまうその変貌ぶりも、
思春期特有の複雑な恋心を思わせて非常に心をくすぐられます。

恋愛相手である正己の冴えないおじさんっぷりも容赦がなくて、
そのくたびれ方のリアルさもあきらの恋心の特異さを浮き彫りにしていますね。

正己の目線でもあきらの目線でも楽しめるのも良いところです。

フィクションでしか味わえないような特別な恋愛を
楽しみたい方にはぜひ読んでもらいたい作品です!

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